Our Story
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01.
東海理化の新たな挑戦
私たちは75年の歴史の中で、「感動をかたちに」を合言葉に、スイッチなどの触れる製品を通じてお客様に感動を届けてきました。その歩みの中で、竹を自動車用ハンドルの素材として量産化し※、地域とともに竹の工業利用という新たな価値を育んできました。 この経験をもとに、「竹をより広い用途で、より持続可能な形で活用できないか。竹(BAMBOO)に新たな価値をプラス(+)したい」との想いから、BAMBOO+®という新たな挑戦が始まりました。
※2008年から高知県のミロクテクノウッドと量産化
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02.
未来を切り拓く竹の可能性
竹は、日本各地に広く分布し、古くから暮らしの中で活用されてきた身近な資源です。特に代表的な「モウソウチク」は、わずか2〜3か月で高さ15〜20メートルに達するほど成長が早く、伐採しても地下茎から再生を繰り返すため、現在では持続可能な素材として改めて注目されています。
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03.
日本の地域課題と竹
しかし、現状は地域の過疎化と住民の高齢化により、里山の管理が竹林の管理が行き届かず、その成長の早さが逆に問題を引き起こしています。竹林が放置されると、繁殖が旺盛な竹は、周辺の森林に侵入し、従来の生態系に悪影響を及ぼすだけでなく、地盤の脆弱化を招き、土砂災害のリスクを高めるなど、災害の原因になり得ます。
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04.
BAMBOO+®に込めた未来
竹という地域に根ざした資源を最大限に活用することは、環境保全に留まらず、産業の振興や雇用の創出、そして地域コミュニティの活性化といった多岐にわたる地域課題の解決に貢献する可能性を秘めています。私たちはBAMBOO+®を通じて、竹の価値を高めて自然と共生していきながら、次の世代に美しい地球を残すことを目指しています。新たな感動のかたちを実現し、笑顔の輪を未来へひろげたいと考えています。